売却の予備知識マンション売却にかかる費用は？
売主は、不動産の売却により売却代金を受け取ることになりますが、売却までに支払う費については準備が必要です。売却前までに準備を行うものと、決済時に用意すれば良いものに分かれます。
決済時に準備すればよいものについては、買主から売買代金を受け取った中から支払うことができるので準備は不要ですが、当日手続きをスムーズにするためにあらかじめ用意しておくこともあります。
売却前に準備が必要な費用
- 売買契約書に貼る印紙代（１千万円超 5千万円以下であれば、1万円）
- 仲介手数料（上限３％+６万円）の半金
買主様と取り交わす売買契約書作成時に印紙を貼ります。その契約時に不動産仲介会社に仲介手数料の半金を支払います。業者によっては、決済時に一割の場合もありますが、専任媒介契約を結ぶ時に説明があります。
契約書は、不動産会社が作成するので、印紙代を不動産会社が立て替えを行ない、契約時に仲介手数料と合わせて支払うこともあります。
決済時に必要な費用
- 抵当権抹消のための司法書士への費用
- 仲介手数料の残金
- 住宅ローンの残債
決済とは、物件の売却代金と物件の所有権を交換することです。
買主からお金を受け取った時点で、物件の権利を買主に移転する必要がありますが、売買の決済をするにはまず、抵当権を抹消する必要があるため、買主からの売却代金は、ローンの支払に充てられます。その額に不足がある場合には、売主が当日までにその不足分を準備する必要があります。
ローンの完済手続きが終われば、所有権を買主に移転が可能になります。所有権の移転の登記費用は、買主が負担します。すべての決済手続きが完了した時点で、司法書士は登記を行うため法務局に向かいます。仲介を行った不動産会社はこの時点で、仲介手数料の残りの支払いを受けます。
