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【不動産コラム】街に魅力的な物件を増やす

街に魅力的な物件を増やす

No.9

街に魅力的な物件を増やす

家の価値は、街の価値に左右される――。

このことは、みなさんよくご存じだと思います。

賃貸にしろ分譲にしろ、物件を探すときにはみなさんどのような基準で選んでいますか?
物件の価格や広さ、間取りといったことももちろん重要ですが、「その物件がどこの地域にあるのか?」「その地域は住みやすいのか?」といったことも重要になってくるのではないでしょうか。

それはつまり、いくら良い物件であっても、街自体に魅力がなければ、そこに住むことはない、ということになります。

魅力的な街とは

環境は大切です。
そして、街の環境を良くしようと思えば、住民だけの努力では限界がありますし、自治体などの活動が大切になってくることは言うまでもありません。

すでに、自治体によっては街づくりに関してさまざまな取り組みをしているところもありますが、どのようなことが重要なのでしょうか。

たとえば駅や駅周辺の環境を整えることや、道路の整備。
交通の便が良いとか、また、駅前に商業施設が充実していて活気があるというのは魅力になりますね。

また、自然が多く残されているとか、公立学校の教育が充実している、というのもアピールになるでしょう。
特に子供がいる家庭や、これから子供が欲しいと思っている夫婦などには、重要な基準になります。

魅力的な街というのは、他にも高齢者にうれしいサービスが充実しているとか、税金の軽減制度があるとか、さまざまな面から考えることができますし、さまざまな方向で魅力を付加していくことで、街の魅力は増進させることができます。

街の価値を上げる

家自体の価値は、個人で維持・向上させていくことができるものです。
住みやすいように、もしくは外観をキレイに保つために、リフォームをしながら長く住める魅力的な家というのはその家の持ち主、住人の努力によってつくられていきます。そして、魅力的な物件が増えると、街の価値を上げることもできます。

一方、街全体の価値というのは、個人の努力だけで維持・向上させていくことはできません。
自治体が主導のもと、住民たちの協力を得ながら、魅力的な街づくりをしていかなければなりませんし、街自体の魅力が向上すれば、そこにある家の価値も同時に上がっていきます。

まとめ

このように、家は、それ単体で存在するのではなく、街の中に存在するものであると言うことができます。そして、家の価値と街の価値は相関関係があり、互いに影響を与え合うものです。
それを考えることが、「住みたい!」と思われる物件・街を実現させていくことになります。

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