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【不動産コラム】リノベーションは誰のためのものか

リノベーションは誰のためのものか

No.19

リノベーションは誰のためのものか

リノベーションとリフォームの違い

リノベーションとは、もともとある物件に更なる付加価値を付けるリフォームのことを言います。一般的に、リフォームは「老朽化してきた物件を元の状態に戻す」ことが目的になるのに対して、リノベーションはもともとの状態に戻すだけでなく、もともと無かった設備を付けるなどして価値を高めるのが目的になります。

では、リノベーションとは誰のためのものなのでしょうか?

リノベーションは、リフォーム会社のためのものでもなく、不動産会社のためのものでもなく、そこへ住む人のためのものです。一見当たり前のことのように思えますが、実際には住む人のことを考えられていない可能性のあるリノベーションが存在するのも確かです。

快適かつ安全に生活できる家にするために

たとえば、あまり広くないリビングにロフトを作り付けて、子供が遊べるスペースを確保するというリノベーション。狭い空間を有効活用するにはいいアイデアですね。しかし、外観のカッコよさを重視したためか、手すりがない、もしくは手すりが低いということもあります。ロフトは子供が遊ぶことを前提に作ったはずなのに、これでは安全対策を怠っていると言えるのではないでしょうか。リノベーションによっておしゃれな家になればそれでいいわけではありません。デザイナーの自己満足や、リフォーム会社の宣伝のたのリノベーションではなく、そこに住む人が快適かつ安全に生活できる家でなければ、意味がないのではないでしょうか。

また、顧客のニーズに合っていないリノベーションをしてしまっているケースもあります。リノベーションをする際には予算にも限りがありますが、予算内でおさめるために、ニーズを無視したリノベーションをしてしまってはいけません。顧客の要望に対して、「それはできません」「無理です」と言っているだけでは、良いリノベーションはできないのではないでしょうか。予算が限られるとできることも限られてしまいますが、無理に予算内におさめようとしてニーズと異なるリノベーションになってしまったり、使い勝手の悪い家になってしまったりしては、お金の無駄にもなってしまいます。

リフォーム会社や不動産会社を選ぶ際の注意点

リノベーションをしようと思ってお客様が相談に来ても、契約の話などリフォーム会社の利益優先の打ち合わせになり、「どのようなリノベーションをするのか」という家についての話があまりできなかった、という話もあります。その家に住む人のためのリノベーションなのに、リフォーム会社の都合や不動産会社の都合ばかりで話が進んでしまい、住む人自身がないがしろにされていることはないでしょうか?

リノベーションによって住宅の価値を上げることができますが、その価値は住む人にとって価値あるものでなければなりません。リノベーションが誰のためのものなのかを意識しておくことが大切ですね。

(参考:RESTAが目指すリノベーション

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