No.8
資産価値のない物件に付加価値をつける
変化する住宅の資産価値
住宅の資産価値というのは、どのように変化するものなのでしょうか?
中には重要文化財のように、古くても価値のある建物はあります。でも、一般の住宅に限って言えば、古くても価値のある家というのは基本的にはありません。
通常、住宅の資産価値は、完成直後からどんどん下がります。
完成直後にはもっとも価値が高く、人が住み始めるとガクンと価値が下がります。あとは年月の経過とともに価値は下がり続け、そのうち資産価値はほとんどなくなってしまいます。
具体的には、壁や床が摩耗していったり、落ちない汚れが増えてきたり、カビが生えてくる部分なども出てくる、ということです。人が住めば当然汚れもつきますし、キズがついたり、すり減っていったりすることはあります。
また、設備が古くなる、という問題はあります。
家を新築した時点では最新の設備だったとしても、年月が経つとあとからどんどん最新の設備が販売されていきますし、その家についている設備は古いものになってしまいます。
特に電化製品に関しては古いものだと電気代が高いものも多いですし、古くて光熱費がかかるだけの設備は資産価値があると思える人はいないでしょう。
売りに出されている物件の中にも、価格が下がりきった物件があると思います。
もともとはキレイな家だったはずなのに、資産価値がほとんどなくなってしまったら、当然売却価格も低くなります。
でも実は、そのままで資産価値のある物件は少ないのです。
中古住宅の場合は普通は何年も人が住んでいた物件なのですから、当然老朽化もしています。
そこで、リフォームしていつでも売れる物件に変貌させる、ということが必要になってくるのです。
手入れ次第では資産価値の減少をゆるやかにすることもできますが、それでも限界があります。資産価値のない家に付加価値をつけるには、やはりリフォームは必要だと言えるでしょう。
リフォームする際のポイント
たとえば、古くなった設備を新しいものに変えるだけでも快適な家として資産価値が上がるでしょう。
他にも、屋根の張り替えや外壁のリフォームをすれば家の外見が新築同様にキレイになりますし、内装に関しても、クロスの張り替えだけでも見違えるようにキレイになります。
リフォームをするにはお金がかかりますが、資産価値を上げる効果がありますし、いつでも売却できるような家にするには欠かせないメンテナンスだとも言えます。
資産価値の無い家というのは、ただ価値が無いというだけでなく、住みにくかったり心地よさが無い、という問題もありますから、住んでいるうちからきちんとメンテナンスをしておくようにしましょう。
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