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【不動産コラム】ペットを飼っているマンション売却の注意点

ペットを飼っているマンション売却の注意点

No.135

ペットを飼っているマンション売却の注意点

マンションを売却するときには、室内でペットを飼っていることも多いです。今の分譲マンションは「ペット可」のマンションが多いですが、ペットが嫌いな人にとってはデメリットになりかねません。そこで今回は、ペットを飼っている部屋を売却するときの注意点を解説します。

1.臭いと汚れに注意

まず、ペットが嫌いな人が最も懸念する点は「臭い」や「汚れ」になります。そのため、内覧(物件見学)が入るたびに、必ず室内の清掃は入念に行いましょう。

また、臭いに関しては、クロスや布製品に染みついているので、布用消臭スプレーなどで必ず対策しておく必要があります。それでも臭いが取れない場合には芳香剤を置くことも検討しましょう。ただ、ペットが芳香剤の匂いを嫌がることも多いので、スプレータイプの香りづけがおススメです。

スプレータイプであれば、小一時間程度で香りは消えるのでペットへの負担も少ないですし、内覧者が見学中はペットの臭いを中和してくれます。

さらに、内覧中は極力ペットを外に連れ出すようにしましょう。犬であれば散歩の時間を内覧時間に合わせるなどで対応します。猫などはケージに入れて外出するなどが可能であれば、少しでも内覧者にストレスがない体制をつくりましょう。

2.ペット飼育規約を理解しておく

つづいての対策は、営業マンにペット飼育規約を理解してもらうことです。ペットが嫌いな人は、室内だけでなく、エントランスなどの共用部のルールに関する質問も多いです。そのため、以下のようなペット飼育規約を頭に入れておいてもらいましょう。
・ペットの飼育頭数
・ペットと共用部を歩くときのルール
・ペットが出した損害について

たとえば、「ペットは犬・猫2匹まで、小動物はケージに入れられる大きさ」などの決まりがあります。また、「共用部は抱きかかえるかケージにいれて持ち運ぶ」や、「ペットが出した損害はペットクラブ(マンション内のペット飼育者)が連帯して責任を負う」というルールもあります。

これらのルールについては、全て管理規約集に書いてあります。そのため、管理規約集を営業マンに預けて、必ずペット飼育ルールは理解してもらい、質問があったときにはすぐに答えられるようにしましょう。

3.まとめ

ペットを飼育している部屋の売却は、デメリットと感じる人もいます。また、最近の分譲マンションはペット飼育可能が多いため、「ペット不可のマンション」だけを限定して探すのは難しいのです。そのため、ペットを飼っている人は、上記の注意点を加味しながら売却活動を行いましょう。

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