No.134
売りやすい部屋、売りにくい部屋の秘密とは?
不動産の中でも「売りやすい部屋」「売りにくい部屋」があります。ここでいう、売りやすい・売りにくいは「価格」ではなく、マンションや室内環境のことを指します。そのため、以下に記載する部屋に該当する場合には、それぞれ売り出し方法や対策は念頭にいれて売却活動を行うことをおススメします。
また、以下に記載の要素以外にも、売りやすい・売りにくい要素はたくさんあります。以下のポイントは、その中でも代表的なポイントになります。
1.売りやすい部屋の特徴と売り出し方法
まず、売り出しやすい部屋の特徴、およびその部屋の効果的な売り出し方法から解説していきます。売りやすい部屋とは以下のような部屋です。
・陽当たりが良い
・眺望が良い
・間取りが良い
・立地が良い
簡単にいうと、上記は広告映えしやすい部屋です。広告映えする部屋は不動産会社にとっては売り出しやすいです。
上記の効果的な売り出し方法は、「陽当たり・眺望が良い」に関しては、カラー写真と合わせて利用することです。特に、インターネット掲載の写真は、室内に陽が当たっている写真や、バルコニーからの眺望写真を載せましょう。色々な角度から、複数カット載せることで、陽当たり・眺望をアピールできます。
次に、「間取りが良い」ときの効果的な売り出し方法です。まず、間取りが良いとは、具体的には「アウトポール設計」「天井が高い」「部屋が整形」などの部屋のことです。
このような場合は、当然間取り図を大きく載せることは前提として、間取り図に特徴を書き込みましょう。たとえば、柱を丸印で囲み「アウトポール設計なので家具が置きやすい」などです。ポイントは「アウトポール設計」という表現ではなく、「家具が置きやすい」のような具体的なベネフィットを表記することです。
2.売りにくい部屋と対策
一方、以下のような部屋は不動産会社に「売りにくい」と判断されます。
・築年数が古い
・広さが中途半端
・間取りが悪い
築年数が古い建物に関しては、写真を多く載せましょう。写真を多く載せることで、築年数が古くてもキレイということをアピールするのが狙いです。また、広さが中途半端とは、たとえば68㎡や47㎡などの家のことです。
住宅を探している人は、「70㎡以上」や「50㎡以上」のように、基準となる広さを持っていることが多いです。そのため、中途半端な広さの部屋のときは、家具のレイアウトを図面に書き込みましょう。
要は「68㎡でも70㎡以上の部屋と同様の使い方ができる」という点をアピールするということです。また、間取りが悪いときも、広さが中途半端なときと同様、家具のレイアウトを表現してあげましょう。
まずは価格については加味せずに考えています。当然、どんなに良い部屋も価格が高ければ中々集客できませんし、逆に悪い部屋でも価格が安ければ売れることもあります。ただ、どんな部屋でも、売りやすい「工夫」があるので、その点に注意して検討してみましょう。