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【不動産コラム】最近のマンション価格と契約率について

最近のマンション価格と契約率について

No.161

最近のマンション価格と契約率について

ニュースで、マンション価格や契約率の推移が取り上げられることがあります。この2つの指標は、実はマンションの売り時を占っている指標です。そのため、不動産業者のみならず、マンションの売却を検討している一般の人も、この2つの指標はチェックしておくべきです。

マンション価格について

直近10年間の新築マンション価格推移は以下の通りです。※1
・2006年:4,200万円
・2007年:4,644万円
・2008年:4,775万円
・2009年:4,535万円
・2010年:4,716万円
・2011年:4,578万円
・2012年:4,540万円
・2013年:4,929万円
・2014年:5,060万円
・2015年:5,518万円
・2016年:5,490万円

2015年から2016年で若干マンション価格は落ちているものの、基本的には右肩上がりで推移しています。2017年も大きな金額差はないと予測されるため、過去10年間を振り返ると、非常に高く推移していると言えるでしょう。

また、中古マンション価格も概ね新築マンション価格と連動するので、現在は高い金額で推移しています。※2

マンションの契約率について

そもそもマンションの契約率とは、初月で新築マンションがどの程度売れたかを表している数値です。つまり、マンションの購入意欲が高いかどうかの目安になる指標ということです。一般的には、70%の数値が、購入意欲が高いか低いかの目安とされており、過去10年の契約率推移は以下の通り※1です。
・2006年:78.3%
・2007年:68.7%
・2008年:62.7%
・2009年:68.7%
・2010年:78.4%
・2011年:77.8%
・2012年:76.3%
・2013年:78.5%
・2014年:75.1%
・2015年:74.5%
・2016年:68.8%

2010年以降は高い契約率で推移していましたが、2016年には好不調の境目である70%を切ってしまいました。2017年を見ても、契約率70%の節目付近で推移しそうです。

つまり、現在の購入者意欲は多少低い傾向にありますが、ギリギリ今のマンション価格にマインドが追い付いているとも言えるでしょう。

前項のマンション価格と、この契約率から言えることは、現在はマンションの売り時であるということです。なぜなら、今であればマンション価格が高く推移している上に、消費者マインドは落ち切っていないからです。今後は、特に消費者マインドが下がる可能性もあるので、売るなら今ということが言えます。

まとめ

このように、マンション価格推移で、今マンションが高く売りやすいかどうかが分かります。また、契約率で、実際の購入者マインドを予測することができます。マンション売却を考えている人は、なるべくマンション価格が高く推移しており、契約率も高いときが売り時になる点を覚えておきましょう。

※1平成28年度 住宅経済関連データ3-(8)

※2東京カンテイ 中古マンション価格(年間)

(関連コラム:マンションの資産価値について~築年数による下落率の違い~
(関連コラム:2016年 マンション価格が下がらない理由

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