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【不動産コラム】住宅ローンとアパートローンの違い

住宅ローンとアパートローンの違い

No.150

住宅ローンとアパートローンの違い

不動産を購入するときには、住宅ローンとアパートローンという2種類のローンがあります。この2つのローンは根本的に性質が異なるので、条件や審査基準が異なります。特に、アパートローンを組もうとしている方は、その「違い」をきちんと理解しておきましょう。

1.審査の違い

住宅ローンとアパートローンで大きく違う点は、金融機関の審査項目になります。そもそも、住宅ローンは「入居用不動産」用のローンであり、アパートローンは「投資用不動産」用のローンです。その「目的」に伴い、ローンの審査基準が異なってきます。

1-1共通する審査項目

まず、住宅ローンとアパートローンに共通する審査項目は以下の通りです。
・借入者の収入
・借入者の勤務先
・信用情報
・そのほかの借り入れ

どちらのローンもお金を融資するわけですので、借入者に継続して安定した収入があるかは重視します。そのため、たとえ年収が高くても、勤続年数が短ったり、転職が多かったりすると審査ではマイナスポイントになることもあります。

また、信用情報とは「過去の延滞歴」などであり、信用情報に延滞歴などがあると、まず借入はできません。そして、ほかの借入がある場合には、その借入額も一緒に審査します。

1-2アパートローンならではの項目

前項の審査項目以外に、アパートローンは「その物件の収益性」が審査項目になります。というのも、アパートローンは投資用物件のための融資なので、その物件が「稼げる物件」かを評価する必要があるということです。

収益性が高ければ、その収益でローンの返済ができます。また、仮に借入者がローン返済不能になっても、その物件を売却して残債を補てんできれば、金融機関からすると問題ありません。そのため、アパートローンのときのみ、「物件の収益性」が審査項目に加わるのです。

2.金利の違い

また、住宅ローンとアパートローンは金利が大きく異なります。結論から言うと、住宅ローン金利の方がアパートローン金利よりもはるかに低い金利です。住宅ローンは、「入居する住宅」という、生活上必須な不動産購入を目的としている点が、金利の低い理由です。

金利は、時期や金融機関によって異なりますが、2017年7月現在の住宅ローン金利は最低で0.5%前後です。一方、アパートローン金利は3%~4%以上の金融機関もあります。この金利差は返済額に影響してきますので、アパートローン借入時は無理のない借入額を設定しましょう。

3.まとめ

このように、住宅ローンとアパートローンは、「審査項目」「金利」に違いがあります。特に、住宅ローンを組んだ経験がある方は、上記のような「根本的に違う点」を理解した上で、アパートローンを組むようにしましょう。

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