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【不動産コラム】不動産小口投資とは?REITとの違いを解説

203 不動産小口投資とは?REITとの違いを解説

No.203

不動産小口投資とは?REITとの違いを解説

「不動産小口投資」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?REIT(リート / Real Estate Investment Trust)は最近ではメジャーになってきましたが、不動産小口投資はあまり聞かないかもしれません。しかし、REITの取得を検討している方は、不動産小口投資と比較してから決めることをお勧めします。今回は、そんな不動産小口投資とREITの違いを解説していきます。

不動産小口投資とREIT

不動産小口投資もREITも、複数の投資家から出資を募り、そのお金で物件を取得します。その後、その物件から得た収益を、出資した投資家へ還元するという仕組みは同じです。本来、不動産投資をするときは、自ら融資を受けて物件を購入しなければいけません。

また、その物件の管理・運営も、管理会社に委託してお願いします。さらに、賃料を下げるかどうかの判断や、賃借人と賃貸借契約を結ぶかどうかの最終決裁も、不動産のオーナーがしなければいけません。

一方、不動産小口投資やREITは、そのような煩わしい作業がなくなります。不動産投資は初期費用が大きく変わり、物件選定などの難易度が高いので、それをプロが行ってくれる点が不動産小口投資やREITのメリットと言えるでしょう。

不動産小口投資とREITの違い

不動産小口投資とREITの違いは以下の点です。
・流動性
・物件の所有
・物件の購入方法

○流動性

流動性はREITの方が高いです。流動性とは「売りやすさ」のことであり、REITは証券取引所で売買できるので流動性が高いというわけです。

一方、不動産小口投資は証券会社に上場しているわけではなく、売却する場合には事業者に買い取ってもらうか、個別に第三者へ譲渡します。そのため、実際の不動産を売却するよりも流動性は高くなりますが、REITほど売りやすくはありません。

○物件の所有

物件の所有とは、REITは複数の物件を所有し、不動産小口化商品は1つの物件を所有するという違いがあります。上述したように、どちらも投資家から資金を募り、その資金で物件を買います。REITは、たとえば「マンション、商業ビル、ホテル」など複数の物件を所有し、そこから収益を得るというスタイルです。

物件を複数持つことで、1つの物件の収益が落ちたときに、ほかの物件でカバーできます。一方、不動産小口投資は1つの物件を購入するというスタイルです。そのため、その物件が魅力的か?を判断すればよい点は楽ですが、リスク分散できない点はデメリットと言えます。

○物件の購入方法

物件購入方法とは、REITは融資を受けて物件を購入するのに対し、不動産小口投資は出資金だけの物件を購入するという違いがあります。融資を受けるREITはレバレッジ効果が得られますが、その反面「利息」という支出が加わります。一方、不動産小口投資に利息はありませんが、レバレッジ効果を得られません。

不動産小口投資とREITには上記のような違いがあります。まずは、流動性と保有物件で判断するといいでしょう。売買を都度行う可能性あるならREIT がいいです。不動産小口投資を調べてピンポイントで魅力的な商品があれば、不動産小口投資がいいでしょう。

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