No.219
3LDKの家を売るときの3つのコツ
家を売却するときは、立地や広さによって売り方が違います。今回は、数ある要素の中でも「間取り」に注目し、3LDKの家を売るときのコツを解説します。ターゲット選定、ニーズ理解、広告への反映がポイントになるので、その点を良く理解して売却活動に臨みましょう。
ターゲット選定
1つ目のコツは、まずターゲットを選定することです。3LDKの家を購入する人は大体以下3パターンになります。
・既に子供が1人以上いるファミリー
・もうすぐ出産を控えている夫婦
・将来的に子供を考えている夫婦
つまり、単身者やDINKS(子供をつくらない夫婦)ではなく、あくまで「子供」がいる…もしくは将来的に子供をつくろうとしている夫婦がターゲットになります。
もちろん、単身者やDINKSの方でも3LDKの家を購入することはありますが、上記3パターンの方に比べると圧倒的に少ないでしょう。ターゲットを広げすぎると広告活動などにブレがでるので、上記3パターンにターゲットを絞ってしまうことが大切です。
ニーズ理解
ターゲットを選定したところで、次にニーズを理解することです。前項のファミリーは以下のようなニーズを重視していると考えられます。
・良好な室内環境
・住みやすい住環境
・使い勝手の良い水回り
もちろん、上記のほかにも「交通利便性」や「商業施設の利便性」などもニーズはあります。しかし、「ファミリー」であることに目を向けると、単身者やDINKSよりも上記のニーズが高い傾向にあるのです。
広告への反映
3LDKを購入するターゲット、およびニーズを理解したら次はそれらの要素を広告に反映させます。広告については以下の点を理解しておきましょう。
・売主が協力すると売りやすい
・売主にしか分からないことがある
○売主が協力すると売りやすい
そもそも家を売るときの広告活動は不動産会社が主導します。そのため、特に売主が広告活動に協力しなくても、ネット広告やチラシなどは展開されます。しかし、売主が広告活動に協力することでによって、売却活動は進みやすくなるのです。
○売主にしか分からないことがある
売主の協力で売却活動が進みやすくなるのは、以下のように「売主しか分からないこと」があるからです。
・季節ごとの陽当たりや眺望
・部屋の風通り
・生活する上での生活
・近くの公園はどのくらい盛況になるか
・キッチンの使い勝手や設備のグレード
これらは、上述した「ニーズ」に沿ったことです。つまり、住んでいるからこそ感じる売主目線のメリットを不動産会社に伝えることで、よりターゲットに響く広告活動になります。だからこそ、売主の協力が必要であり、「室内環境・住環境・水回り設備」の情報は積極的に伝えましょう。
まとめ
このように、3LDKの家を売るときには、まずファミリー層がターゲットであることを理解しましょう。その上で、ターゲットのニーズを理解し、そのニーズを満たす情報を売主目線から不動産会社に伝えます。そうすることで、精度の高い広告活動を展開でき、結果的に家を売りやすくなります。
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