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【不動産コラム】実家を空き家のままにしないために考えておくべきこと

実家を空き家のままにしないために考えておくべきこと

No.34

実家を空き家のままにしないために考えておくべきこと

今、全国的に空き家が増えています。総務省の調査によると、2018年の時点で全国の空き家は846万戸。総住宅戸数のうち、13.55%が空き家になってしまっているのです。

空き家が増える原因の一つとして問題になっているのが、「実家を放置してしまっていることによる空き家」です。自分は都市部に住んでいるけれど、両親は田舎に住んでいる、というケースは多いですよね。この場合、両親が健在なうちはいいのですが、両親が亡くなったり、もしくは介護施設に入居するとなった場合には実家が空き家になってしまいます。

でも、実家に誰も住まなくなったからと言って、簡単に実家を処分できるわけでもありません。家を解体するにもお金がかかりますし、誰かに売却したり賃貸として貸し出すにしても手間暇がかかります。また、実家には仏壇や思い出の品など処分しにくいものも多く、「いずれちゃんとしよう」と思いつつ、放置されてしまうことは多いのです。

空き家を放置すると迷惑施設になってしまうことも

空き家を放置していると、様々な問題を引き起こすことになります。誰も住まなくなってしまったせいで庭にゴミが不法投棄されてゴミ屋敷になってしまったり、いつのまにかスズメバチが巣を作って近所に被害を与えてしまったり。さらには、勝手に人が入りこんでしまうようなこともあり、地域の治安を悪化させてしまう恐れもあるのです。

空き家も適切に管理されていればこのような問題は防げます。空き家自体が問題と言うよりも、空き家を放置してしまっていることが問題なのです。

空き家になったときの対処法を話し合っておきたい

両親が入院してしまったり介護施設に入る、という段階になってからよりも、両親が健在なうちに話し合いをする方が、前向きに相談することができるものです。「まだまだ先の話だろう」とのんきに構えていては、いざというときになってから実家をどうすればいいのかを考えなくてはなりません。

実家を空き家のまま放置しないためには、このような方法があります。

◎売却する
◎賃貸として貸す
◎解体して更地にする
◎管理を続ける

売却や賃貸で他の人に住んでもらう場合は、荷物の整理・処分も必要になりますが、最近は荷物を整理してくれる業者も増えていますから、比較的リーズナブルな金額で依頼することができます。

また、空き家のまま維持する場合も、管理会社に依頼することで定期的に換気・庭の管理などをしてもらうことが可能です。料金も月額数千円から1万円程度なので、負担が大きいわけではありません。

実家をどうするのかは、親族で話し合うだけでは解決しないことも多いのですが、それぞれの方法ごとにどれぐらいの費用がかかるか、どのような手間がかかるか、といったことを調べた上で相談すると現実的な最善の方法が判断しやすくなりますよ。

思い出の詰まった実家でも、放置してしまうとあっというまに朽ちてしまいますし、近所迷惑になってしまうこともありますから、できれば事前に両親と話し合って実家をどうするのかを決めておくのがいいのではないでしょうか。

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