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【不動産コラム】不動産購入時に見落としがちなのは「車庫の大きさ」

不動産購入時に見落としがちなのは「車庫の大きさ」

No.29

不動産購入時に見落としがちなのは「車庫の大きさ」

不動産を購入する際にはさまざまな点をチェックして、慎重に検討しなくてはなりません。慎重に検討を重ねて購入を決意したとしても、意外と見落としているところもあるかもしれません。特に見落としやすいのが、駐車場の広さです。

想像してみてください。もし、車庫が小さければ駐車するたびに「ぶつからないように」と神経をすり減らすことになりますし、もしくは、何度も壁などにぶつけてしまって、車の修理費もかさみます。修理費がかさむという可能性を考えれば、購入時に少し予算を上げて広い車庫のある住宅を購入した方が良いと言えるでしょう。

車庫が小さいと駐車がしにくいということもありますが、売却する際にも買い手が見つかりにくくなる、という可能性もあります。軽自動車がちょうど入る程度の大きさでは、それよりも大きい車に乗っている人は駐車しにくいですし、車庫の大きさに難点があるだけで売れにくくなることも考えておきたいですね。

最適な車庫の大きさ

目安は以下の通りです。

軽自動車……4.0m×2.2m
小型自動車……5.0m×2.6m
普通自動車……5.9m×2.9m(大型)

しかし、実際にはこれに満たない大きさの車庫になっている不動産も多いのが実状です。さらに、車庫に自転車やバイクを置く場合は、そのスペースも併せて考えます。2台以上停められる車庫の場合は、車同士の隙間のスペースも見落としがちなので、十分なスペースがあるかをチェックしましょう。

車庫の前のスペース

車庫自体が小さめでも、車庫の前の道路に十分な幅があればなんとかなります。上記の目安も、道路の幅が十分にある前提で考えられたものですから、道路幅が狭い場合は車庫も広めにとっておかないと、駐車時の難易度が上がってしまいます。

さらに、車庫の出入り口の近くに電柱などの障害物がある場合も駐車しにくくなりますから、できれば実際に運転してみて問題なく車庫入れができるか確認したいところですね。

ちなみに、道路の幅が狭めでも、「すみ切り」があれば別です。すみ切りとは、車庫の出入り口部分の壁が斜めにカットされたような形状になり間口が広くなっている状態のことを言います。リフォームですみ切りを作れるかどうかもあわせて確認しておくといいですね。

不動産購入の時点で車を持っていないという人でも、将来的に車を購入する可能性がある人は、車庫の大きさ・道路の幅も忘れずチェックして、住んでから後悔することがないようにしましょう。

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