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【不動産コラム】土地を購入してから家を建てる場合の 住宅ローンの扱いについて

土地を購入してから家を建てる場合の 住宅ローンの扱いについて

No.75

土地を購入してから家を建てる場合の 住宅ローンの扱いについて

マイホームを購入する際、先に土地を購入してから、その土地に合った建物を建てる、という流れを想定している方もいらっしゃるかと思います。ただその場合、土地の購入と建物の購入が別になるため、住宅ローンを借りる段取りがどうなるかが分からないという方は多いものです。

土地の購入に住宅ローンは使えない

土地を購入するだけでは住宅ローンを利用できません。土地を購入する人の中には、自分が住む家に使うのではなく、駐車場経営をするなど、不動産投資として土地を購入する人もいますよね。

建物と同時に土地を購入する場合は住宅ローンでまとめて借りることができますが、土地だけを先に購入する場合は住宅ローンが使えないため別の方法で借入をするしかありません。

住宅を建てる目的で土地を購入するなら、「土地先行融資」や「つなぎ融資」と呼ばれるローンを利用することができます。

つなぎ融資は必ず借りられるとは限らない

つなぎ融資は、必ず借りられるとは限りません。建物のプランが何も決まっていない状態で土地だけ購入しようとしても、借りられない場合があるのです。

たとえば「1年以内に建てるなら融資可能」など、金融機関によって対応が異なります。同じ銀行でも支店ごとに対応が異なることもあるので、事前に調べておく必要があるでしょう。

住宅ローンを利用するつもりの銀行に出向き、つなぎ融資が利用できるかどうかを聞いておくようにしてください。難しい場合は他の銀行に聞きに行かなくてはなりませんから、土地を購入する前に調べておくとスムーズですよ。

後から住宅ローンに一本化

住宅を建てる際には住宅ローンを利用できますから、そのタイミングで土地購入時のつなぎ融資も一本化しましょう。住宅ローンへの一本化は、できれば早い方がいいでしょう。

その理由は3つあります。

◎住宅ローンの方が金利が安い

つなぎ融資は、住宅ローンに比べると金利が高いのが難点です。高い金利を払い続けるのは負担になりますから、早めに住宅ローンに乗り換えることが大切です。
※つなぎ融資の方が金利が高いため、自己資金がある場合は土地代に優先的に使うのがおすすめです。

◎住宅ローン控除が使える

つなぎ融資を利用している分に関しては住宅ローン控除の対象になりません。一本化していないと土地代の分は控除対象にならないため、一本化した方がいいのです。

◎家賃などとの二重支払を解消できる

まず土地を購入するという場合は、まだ別のところに住んでいるということ。賃貸物件に住んでいる場合は家賃を支払いながら、土地のローン返済を抱えることになります。早めに建物を建てて家賃の支払いをなくしてしまった方が生活にゆとりが生まれます。

土地を先に購入することはできますが、その際には二段階でローンを組むことになり、また、どこの金融機関でも簡単に借りられるというわけではありません。あらかじめどこで借りるのがいいのかを調べておいたり、また、可能な限り早めに着工できるよう建築プランをある程度作ってもらうといったことも考えながら計画を立てていきましょう。

(参考:その他の住宅ローン情報についてはこちら

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