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【不動産コラム】分譲マンションの「専用庭」でできること、できないこと

分譲マンションの「専用庭」でできること、できないこと

No.54

分譲マンションの「専用庭」でできること、できないこと

分譲マンションでは、1階に「専用庭」が付いていることが多いです。2階以上のベランダと比べると面積が広くなっており、特に小さいお子さんがいらっしゃったり、ガーデニングを楽しみたい方にとっては専用庭は魅力的に映ります。

しかし、分譲マンションの専用庭は、一戸建ての庭とは違うということを理解しておかなくてはなりません。専用庭では、一戸建ての庭と違って「やってはいけないこと」があるのです。

では、以下のうち、専用庭でできないことはどれだと思いますか?

  1. ガーデニング
  2. 子供の遊具を置く
  3. 子供をプールで遊ばせる
  4. 花火
  5. バーベキュー

分譲マンションの専用庭でやってはいけないのは、「4.花火」と「5.バーベキュー」です。さらに、他の項目においても自由にやっていい、というわけではありません。

専用庭の使い方

専用庭の使い方については規約で定められているところが多く、内容も一律ではありませんが、一般的には以下のように考えられています。

「専用庭は、専有部分ではない」

専有部分とは、分譲マンションの中で、自分が専有的に使える部分を指します。基本的に、室内は専有部分ですね。一方、廊下やエントランス、エレベーターなどは、「共用部分」です。廊下に私物を置いてはいけないと言われているのも、廊下が共用部分だからなのです。

専用庭を使用する際の注意点

さて、分譲マンションの専用庭というのは、家の一部と考えることができますから専有部分のように思ってしまいますが、実は、共用部分であり、「共用部分ではあるが、独占的に使用することができる」とされているのが専用庭の位置づけです。

普段は、専用庭は自分のスペースとして使えばいいのですが、たとえば火災が発生したときなどは、避難経路としての役割も持つことになるため、邪魔になるようなものは置いてはいけない、という決まりがあります。そのため、ガーデニングをするとしても、大きな木を植えてたり、庭一面を畑にしてしまうなど、緊急時に問題になりそうなことはできないこともあります。

同様の理由として、滑り台などの遊具を置くことも場合によってはできないかもしれません。(小型のものであれば問題ないことがほとんどです)もちろん、大きな物置を置くのも、注意した方がいいでしょう。

また、分譲マンションですから、近所迷惑になるようなことも当然控えなくてはなりません。バーベキューや花火など火を使うことは防災上の理由から禁止されているのですが、他にも、騒音や煙のニオイが近所迷惑になる恐れもあるため、認められていないところが多いです。(事前に許可を得ればできるところもあります)

子供をプールで遊ばせることは基本的には問題ありませんが、大声で騒いだり、もしくは隣の庭にまで水を飛ばす、というのは近所迷惑になるため親が注意して見ておく必要があるでしょう。

まとめ

このように、分譲マンションの専用庭は、一戸建ての庭ほどは自由に使うことができないものです。マンションによっても規約が違いますから、購入前にはきちんと専用庭の使い方について確認し、分からない点についてもきちんと聞いておくようにしましょう。

(参考:庭付き物件なら、古家付き土地も選択肢に?古家付き土地の購入・売却について

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