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【不動産コラム】意外と知らない!3種類のマンション管理形態の違い

意外と知らない!3種類のマンション管理形態の違い

No.96

意外と知らない!3種類のマンション管理形態の違い

意外と知られていませんが、マンションの管理形態は大きく分けて3つあります。この3つの管理形態はそれぞれメリット・デメリットがあり、実際に入居後の過ごしやすさや管理費に影響してきます。そのため、マンション購入時にはマンションの管理形態も加味した上で購入する事が大切です。

1.全委託契約について

全部委託契約とは、マンションの管理の全てを管理会社に委託するという管理形態です。最近の分譲マンションには最も多い管理形態になります。

1-1メリットは?

全部委託契約のメリットは以下になります。

  • 全ての管理を管理会社が行うので入居者の手間が少ない
  • 管理会社が積極的に最新の設備などを紹介してくれる
  • 新築時には管理内容を売主と管理会社が話合って決めているので、ノウハウが詰まった管理になっている

1-2デメリットは?

全部委託契約のデメリットは以下になります。

  • 管理会社に全て任せるので、管理会社が主体となり入居者目線でない管理になっている可能性がある
  • 売主の不動産会社の意向を組んでいると、入居者目線の管理でない可能性もある

このように全部委託契約は入居者にとって楽ではありますが、管理会社と売主である不動産会社のモラル次第では管理が入居者目線でない可能性もあります。

2.一部委託契約について

一部委託契約とは、管理の一部を管理会社に依頼して、残りを管理組合(入居者)で行う管理です。

2-1メリットは?

一部委託契約のメリットは以下になります。

  • 清掃はX社に依頼・・・など業者を自由に選べるので管理の効率が良い
  • 効率の良い管理が出来れば管理費を下げる事ができる

2-2デメリットは

一部委託契約のデメリットは以下になります。

  • 管理組合で主導する部分が多いので、手間がかかる
  • 特に管理組合の幹部の負担が大きい

一部委託契約は上手くいけば管理費を下げられますが、入居者の負担は大きいです。

3.自主管理について

自主管理とは全ての管理を入居者で行うことです。

3-1メリットは?

自主管理のメリットは以下になります。

  • 一部委託契約以上に、自分達で自由に管理を決められる
  • 一部委託契約以上に、管理費を下げられる可能性がある

3-2デメリットは?

自主管理のデメリットは以下になります。

  • 全ての業者と直接契約が必要なので、非常に手間が掛かる

自主管理は管理組合に管理精通している人間がいないと厳しいです。それほど専門的な事を求められるからです。

4.まとめ

大抵のマンションは全部委託契約か一部委託契約になっています。注意すべきは自主管理で運営している場合です。確かに管理費が下げられるメリットはありますが、入居者の負担は大きいです。もし、管理費を下げたいという願望がそれほど強くなく、むしろ管理組合の手間を敬遠する方は自主管理マンションは避けた方が良いでしょう。

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