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【不動産コラム】不動産を売却する際の、自分でできる購入希望者への対応

不動産を売却する際の、自分でできる購入希望者への対応

No.50

不動産を売却する際の、自分でできる購入希望者への対応

持ち家を売却する際には、もちろん、購入希望者の「内見」があります。賃貸でも購入でも、住む家を決めるためには必ず中の様子を確認したいですよね。

内見する側の人がどういう点に気を付ければいいのか、という情報は多いですが、売る側がどういう点に気を付ければいいのか、という話はあまり広く語られるわけではありません。そこで、ここでは持ち家を売却する際に、購入希望者に対してどのような対応をすればいいのかをお話ししたいと思います。

引越し後、清掃は徹底的に

売却の流れとしては、

  • 家の売却が決まってから次住むところに引越しする(住んでいる状態を内見してもらう)
  • 先に賃貸などに引越してしまってから売却する(空き家の状態を内見してもらう)

と二つの流れがあります。

購入希望者からすれば、人が住んでいる状態を見るか、空き家の状態を見るか、という違いがありますね。売りやすいのは、やはり空き家の状態を見てもらうことです。空き家の状態であれば隅々までチェックすることができますし、持ち主が立ち会う必要もないので購入希望者としては遠慮せずあちこちじっくり見ることができます。

空き家の状態で売りに出す場合は、家財道具を引き上げたあと、とにかく清掃を徹底的におこなう必要があります。自分たちで掃除してもいいのですが、とれにくい汚れがあるなら専門業者にハウスクリーニングを依頼してもいいでしょう。お金はかかりますが、キレイかどうかで「売れるかどうか」に影響するのですから、必要経費だと考えた方がいいですね。

ただ、空き家にしてから売る場合、住居費が二重にかかるという問題があります。今の家のローンと、次の家の家賃や住宅ローンが二重に払えるかどうかが問題となりますので不動産業者とよく相談しておいてください。

まだ住んでいる状態で売る場合

二重に住居費がかからず、ゆとりを持って次の家に引越ししたいなら、まだ住んでいる状態で売ることになります。しかし、住んでいる状態で内見に来てもらうなら注意すべき点は多いです。

片づけ・掃除を徹底する

散らかってところどころホコリが溜まっているような家を見ても、誰も「ここに住みたい!」とは思えません。いくら立地や間取りなどの条件が良くても、購入を見送られることになってしまいます。

ニオイに気を付ける

家によって、独特のニオイはあるものです。自分では気づかなくても、外から来た人は何かしらニオイを感じるものです。特に、ペットやタバコのニオイには注意が必要です。消臭スプレーを使うのはもちろんのこと、内見の連絡をもらったら事前に十分な換気をしておくようにしましょう。ちなみに、芳香剤なども人によって不快に感じるので、玄関などに置くなら無臭タイプの消臭剤がおすすめです。

きれいなスリッパを用意する

普段スリッパを使わない人でも、購入希望者のためにスリッパは用意した方がいいでしょう。高級なものでなくていいので、清潔なものを用意してください。不動産業者の分も合わせて、4つほどあると安心です。

欠点を隠さない

壁が汚れているところを家具で隠すなど、欠点を隠して購入させる、というのはタブーです。また、聞かれたことに対しても、マイナス面を隠さずに正直に話すようにしましょう。

旅行は避ける

家を売りに出しているあいだは、長期間家を空けないようにしてください。内見希望者がいても、家にいなければチャンスを逃すことになります。

住んでいる状態の家を見てもらうことによって、購入を希望している方は家そのものの状態だけでなく、住んでからのイメージもしやすくなるというメリットもあります。購入希望者が良いイメージを持てるように清潔感に気を付けて、スムーズに売却できるようにしましょう。

(参考:自分でできる売却準備

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