No.101
マンションを買いたい!現地では何を確認すれば良い?
新築マンションを購入する時には、まずはモデルルームへ行き部屋を確認します。その後、実際に現地まで行き周辺を確認することが多いです。しかし、マンションは「価格」や「間取り」や「設備」など、見るべきポイントが多すぎて現地確認が疎かになっている事も少なくありません。 そこで、今回はマンションを買う時の現地確認のコツについてお話します。
1.アプローチについて
まずはアプローチについてです。皆さん駅までのアプローチや学校までのアプローチは確認しますが、それ以外のアプローチは意外と確認しません。しかし、公園やスーパーなどへのアプローチや病院へのアプローチなども確認する必要があります。
例えば、「商業施設も医療施設も公共施設からも近い」を売りにしているマンションなのに、スーパーまでの道のりに大通りを渡らなければいけないアプローチがあれば魅力は半減します。それに、どこかの施設へ行く途中に嫌悪施設があるかもしれません。
このように、毎日行く場所でなくても、特に物件の「売り」となっている施設には一度歩いてみて、アプローチの確認をしましょう。
2.現地見学の時間帯について
モデルルームへは土日に行くことが多いので、現地確認も自ずと土日になります。しかし、平日の日中や夜も必ず確認することをお薦めします。例えば、平日の夜だけ、駅前は歓楽街のような雰囲気になったり、平日の昼だけ稼働する工場があったりするからです。
時間が中々取れない事は承知していますが、平日と休日では街の様子が全然違うという事は少なくないです。そのため、現地周辺は、時間の許す限りなるべく色々な時間帯に見ておきましょう。
3.現地確認の注意点について
また、マンション周りへも自ら足を運ぶことをお薦めします。新築マンションの営業マンは「いかに物件を良く見せるか?」という観点で現地見学をします。例えば、日当たりが良く見える時間帯をチョイスしたり、車通りが少ない時間帯をチョイスしたりという事です。
そのため、平日・休日に関わらず現地周りは、もう一度自分一人で足を運びましょう。そして、正面エントランスから裏口まで敷地外から見える範囲を隅々まで確認することをお薦めします。
4.まとめ
新築も中古もそうですが、住宅を選ぶ上では、「立地」「商品(間取り・設備等)」「価格」の三つの大事な要素があります。その中でも現地は「立地」のカテゴリーに入ります。なぜ、ここまで現地確認を入念にすることをお薦めするかというと、立地は「住んでから変えられない部分」だからです。
商品については最悪リフォーム出来ますし、実際にモデルルームやパンフレットで確認できるので、入居後に大きなギャップが生まれる事は少ないです。しかし、現地を含む「立地」については確認しきれない事も多いためギャップが生みやすいのです。
だからこそ入念に時間をかけて現地確認をお薦めしています。それが「良いマンション」を買う最大の秘訣だからです。
(参考:不動産購入編 : 現地見学)