RESTA

0120-520-4169:00-18:00

【不動産コラム】意外と知らない「親子リレーローン」について

意外と知らない「親子リレーローン」について

No.141

意外と知らない「親子リレーローン」について

住宅ローンの中には「親子リレーローン」という種類があります。この住宅ローンは意外と知られていませんが、借入者によっては大きなメリットがあるローンです。今回は、そんな「親子リレーローン」について解説します。

1.親子リレーローンとは?

親子リレーローンとは、借り入れ当初は親がローン返済をして、一定期間が過ぎると子が親に代わってローン返済するという住宅ローンです。主に、親子で二世帯住宅を建築するときに利用される住宅ローンになります。

最初は親がローン返済をするので子供は住居費の負担はしません。子供からすると収入が少ない時期は親がローンを支払ってくれるというメリットがあります。一方、親の立場では収入が途切れるタイミング(退職など)でローン返済を子供へ引き継げるというメリットがあります。

2.審査について

親子リレーローンは審査について以下のような条件があります。
・引き継ぐ「子」は直系親族か配偶者
・返済期間は親と子合わせて最長35年
・融資対象の不動産は同居予定か共有持ち分

そのほかの審査条件は、通常の住宅ローンと同じです。そのため、本人の「年収や会社規模」「年齢や転職歴」などの諸条件が審査されるということになります。

上記の条件については、金融機関によって異なることもあります。詳細は、金融機関の住宅ローン窓口でお問い合わせください。

3.親子リレーローンのメリット

親子リレーローンのメリットは以下の通りです。
・70歳を過ぎるタイミングでもローンが組める
・借入期間が長くなる
・融資額が増える

通常の住宅ローンは、借入者が70歳を超える場合には審査受付をしない場合が多いです。ただ、親子リレーローンの場合には、子供に返済を引き継げるので70歳を超えていても審査することができます。

また、通常は70歳までの期間でしか住宅ローンの借入期間を設定できません。たとえば、50歳であれば最長20年ということです。しかし、親子リレーローンの場合は子供の年齢でカウントできるので、大抵の場合は35年で組むことができます。

さらに、親と子が収入合算するため、融資額が増えます。収入合算の方法は金融機関によって異なるので、詳細は金融機関に確認しましょう。

4.まとめ

このように、親子リレーローンは二世帯住宅建築などのときにはメリットが大きい住宅ローンです。大きなデメリットはありませんので、一度検討してみはいかがでしょうか。もろもろ諸条件を比較するために、金融機関を複数打診してみることをおススメします。

(関連コラム:住宅購入で親からの資金援助を受ける際にかかる税金

お問い合わせ