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査定額と売り出し価格|不動産売却の極意

査定額≠売り出し価格

査定額については、「査定額は3か月以内に売却できる目安」で説明しましたので、ここで説明を省略いたします。
査定額が売却金額の中心とすると、後はそれよりも高く売るか安く売るかになってきますので、次は今すぐ売るのか、もう少し先に売出すかの時期を決めましょう。

いつまでに売りたいのか

不動産が最も動く(需要がある時期)と言われる時期は、1月~3月の新年度の始まる前のシーズンと、9月~11月の秋の季節が良好なシーズンです。確かに賃貸需要は集中しているように思いますが、売買の場合は、8月のお盆時期や、12月の年末を除けば年間通じて安定しています。
ここでは、成約をいつまでに目指すかで売出し価格も考えてほしいのです。

希望決済日まで、あと何日あるか

「私は、4月に神戸から転勤するので3月中で決済したい」「9月に住み替えの決済があるので、8月中には契約をしないとお金の算段がつかない」「急なお金が必要になったので、できるだけ早く高く売ってほしい」
など、人それぞれ理由や思惑がありますよね。
逆算して各々の決済希望日まで、あとどれ位の期間で売らなければいけないかを考えて、売出し価格を決めていかなければなりません。

査定額以上を目指せる時間があるか

ゆっくり時間がある場合は、「お試しで高い価格で売り出しましょうか」とご提案できますし、短期間で売らなければならない場合は、査定額でそのまま売り出すことをご提案します。査定額を軸にしたうえで、お客様の希望に合わせてRESTAからお伝えする内容は違ってきます。

価格は自分で決められる

タイトル通り自分の物件は、自分で売り出し金額を決めることができます。
RESTAの提示した査定額は、過去の周辺データをもとに、3ヵ月以内に売却できる予想価格です。

査定額がローン残高を下回っている

例えばこんな場合はどうでしょう。査定額が1,000万円に対して住宅ローンが1,300万円残っているのに、わざわざ、じゃあ1,000万円で売りましょうとはなりませんよね。「足らずのお金はどこからか用立てて下さい」そんな不動産屋はヒドイですね。
不動産仲介業は、他人の財産を預かって人に紹介する紹介ビジネスです。売り物があるから買いたい人を紹介できるのです。

期間を決めてチャレンジしましょう

いくら査定額が1,000万円だからと言って、絶対にこの金額で売ってくださいと言うことはありません。
物件によっては、減価償却期間が終わっているものの、リフォームにかけた多額の費用など、査定額には反映されない、見えないお金もあります。そこは売主様の物件に対する思い入れもありますから、自由にお伝えいただければ構いません。
ただ、一つだけ理解してほしいことがあります。あまりにも相場と離れた価格で売り出す場合は、チャレンジ期間を決めた販売をお勧めします。長い間その価格で販売すると売れにくいことに加えて、同じような物件の当て馬に使われてしまうからです。これは、非常にもったいない話です。

POINT
  • 売り出し金額は、決済までの期間により、ご提案内容は変わる
  • 住宅ローンの残債務、リフォーム費用や思い入れも含めて自分で決められる

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