買取に向いている物件とは、何かの理由で仲介では売れにくい物件です。少しぐらい安くても早く売りたいという「時期」の話とは別に、「買取に向いている物件」には特徴があります。それらは、一般的な観点であなたが不動産を買う立場に立てば納得できるものが多いかもしれません。
コンディションが悪い物件
昨今、高齢化が進み不動産売買において売主様のご年齢も上がり、住み替えの売却よりも圧倒的に単純処分が多くなっています。ここで言う買取に向いている物件は、コンディションが悪く、エンドユーザーにリスクが多い物件です。
リフォーム費用が高額になる
長年住み続けた不動産は、築年数が経過して室内が傷み、設備も古い物件は、一般仲介では販売が難しい場合がほとんどです。
その理由としては、購入を検討する上でリフォーム費用が多額にかかること。見た目では分からない内部の配管のやり替え費用などで、予想していた予算をオーバーする事が多々あります。
思わぬタイミングで起こる瑕疵
以前、築40年の物件を取引しましたが、ガスの開栓時にガス管からガス漏れが発見され、売主様の費用負担が発生したことがありました。「引越しするまで何とも無かったのに……」なんて事はたくさんあります。それが瑕疵なのです。
見た目が生まれ変われる物件
内装が傷んだ物件はリフォームで劇的に生まれ変わります。その為、リフォーム前に比べて付加価値を価格に反映しやすくなります。見た目で劇的に変化を遂げられる物件は、プロにとっては買取に適した物件となるのです。
また、宅建業者が売主の物件に関しては、引渡しから2年間の瑕疵担保責任を負いますので、費用をかけて細部まで完璧に修復を行います。
ロケーションが良い物件がいっぱい!
神戸の不動産は、お洒落でロケーションが良い物件が数多く存在します。また、ビンテージ感を残しつつ現代風のリフォーム工事を行い、新しいテイストの物件に再生しやすいのも特徴です。
見た目が古く誰からも見向きをされない神戸の不動産を、みんなが住みたい物件に変える!それがリフォーム事業部があるRESTAだからできる仕事です。
長期間そのままにされた物件
人口減少や高齢化の増加を背景に、空き家が年々増加しています。神戸市では、現在約108,000戸が空き家になっており、空き家率は13.1%となっています。全国平均の13.5%を下回っているものの、増え続けているのが現状です。
使用目的のない空き家
歳をとって遠方の親類の近所に引越ししたり、老人ホームに住んでいるなどの理由で、長い間、家財を置いたままほったらかしにされている空き家のほか、使用する目途や賃貸にする予定もないまま、固定資産税やランニングコストの維持費用に悩む人が増えています。
誰も住んでいないので物件の状態も分からない。家財などの処分も面倒。ご近所から植栽を切ってほしいと苦情が入る。年1度の草刈りを業者にお願いするのもバカにならない。など、このような悩みをお持ちの所有者様は、買取に向いています。
火災などの事故があった物件
火災に遭ってお亡くなりになったり、自殺、他殺のような事件にあった物件を相称して事故物件と呼んでいます。事故や事件は不動産の価値を一気に下げてしまいます。
あった
事故物件は相場より安くても
一般仲介では難しい
神戸市長田区の事故(自殺)マンションを担当しましたが、売出当初から相場よりかなり値段を下げて販売しました。初広告の日は、朝からすごい反響の電話でした。
安さの訳を聞かれて9割のお客さんが諦めます。1割位のお客さんは内覧までしました。
私は怖いのでドアの前で待機です。
実際見て気にしないと言われても何度かキャンセルになりました。
そして最後は、霊媒師の女性が購入しましたけど。凄く指値をされました。業者買取価格とそんなに変わらなかったと思います。
また、神戸市西区の火災に遭ったマンションの売却依頼を受けた際は内部の損傷が酷く、黒く焼けた壁の部屋の中には、電気温水器だけが残っており、普段見えない配管や配線も全て消失していました。その物件は臭いも相当なもので、60m²ほどの広さを完全に復旧するには約1,000万円以上必要でした。これはさすがに売主様には、業者買取しかありませんとお伝えしました。
通常ですと1,600万円前後で流通している物件でしたが、買取価格は300万円でした。
一つの条件が大きく足を引っ張る物件
人口減少や高齢化の増加を背景に、空き家が年々増加しています。神戸市では、現在約108,000戸が空き家になっており、空き家率は13.1%となっています。全国平均の13.5%を下回っているものの、増え続けているのが現状です。
団地などの集合住宅の場合
神戸市内には、立地が良いのに5階建てのエレベーターが付いていない団地や、素晴らしい眺望なのに築年数が30年以上で坂の上のマンション。リフォームして賃貸に出しても、そのままでは簡単にお客様が埋まりそうにない物件がたくさん出てきています。
物件価格が350万円なのにリフォーム費用が400万円かかっても、担保評価の低い物件はリフォーム費用総額で、住宅ローンが借入できない場合もあり、一般のお客様より、不動産業者が買取り処分することが多くなっています。
周辺の物件とかけ離れたサイズ
例えば平均30坪の街区に、ひと際大きな100坪の過大な土地や戸建。逆に平均50坪の街区に、20坪の狭小土地、狭小住宅。……当然ながら、狭小、過大になると、街区の一般的な相場で売却する事は難しくなります。
特に、大きな区画を一筆で売却する場合、一般顧客のニーズ薄と資金的な理由で売却が難しく、多くは買取業者や建売業者に仲介されています。
神戸市内や明石市内の旧住宅街で、切売りされた分譲地を見たことはありませんか?あれは、全て買取業者が土地分譲したり、不動産業者が建売業者に仲介したりした物件になります。
- 購入を決めるにあたり躊躇してしまう要素が多い物件
- マイナスポイントを工夫次第でプラスに転化できる物件