RESTA

0120-520-4169:00-18:00

【不動産コラム】シェアハウスを運用するメリット・デメリットについて

シェアハウスを運用するメリット・デメリットについて

No.143

シェアハウスを運用するメリット・デメリットについて

空き家や投資物件を運用するときには、「シェアハウス」として運用するという手段があります。あまり馴染みがない人もいると思いますが、シェアハウスという投資はほかの投資に比べてメリットもあります。今回は、そんなシェアハウス運用のメリット・デメリットのお話です。

1.シェアハウスを運用するメリット

まず、シェアハウスを運用する際のメリットから解説します。シェアハウスを運用するメリットは以下の2点です。
・収益性が高い
・空室リスクが低い

シェアハウスは、共用部を共同で利用する居住形態のことをいいます。たとえば、キッチンやバスルーム、シャワー室やリビング・ダイニングなどは共同で利用し、各居室は寝室をメインとして利用するようなイメージです。

このような居住形態のため、狭いスペースで賃借人を多く住まわせることが可能になります。もちろん、共同で利用するスペースが多いため、通常の賃貸物件よりは賃料は下がりますが、それでも賃借人が多いことによって収益はプラスになることの方が多いです。

また、賃借人が多いことによって空室リスクが低いです。たとえば、延べ床面積が250㎡の建物で1Kをつくると、1部屋25㎡ほど必要になります。そのため、単純計算をすると10部屋(250㎡÷25㎡)の運用となります。

一方、シェアハウスであれば、共同部分が40㎡あったとしても、1部屋12㎡ほどで作れます。そのため、17部屋ほどつくることができる((250㎡-40㎡)÷12㎡)のです。つまり、17人の賃借人がいるので、1部屋が空室になってもほかの部屋でカバーできる範囲が広いということです。

2.シェアハウスを運用するデメリット

一方、シェアハウスを運用すると以下のようなデメリットもあります。
・入居者同士のトラブルが多くなる
・管理が大変

まずは、共同で利用するスペースが多く、入居者同士がコミュニケーションを取る機会が多いので、入居者同士のトラブルが多くなります。トラブルが起きても、基本的には入居者同士で解決してもらいますが、最悪のケースは物件オーナーのところまで話が回ってきます。

また、入居者同士のトラブルが多いという点と、共用スペースが多いので管理が大変です。修繕や点検、清掃範囲なども広いため、不動産賃貸管理会社へ支払う手数料は通常物件よりも高くなります。その点は、シェアハウス運用のデメリットといえるでしょう。

3.まとめ

このように、シェアハウスは収益性が高く、空室リスクが低いというメリットがあります。その反面、入居者同士のトラブルや管理費が高くなるというデメリットもあります。メリット・デメリットを比べてみて、どちらを優先するか判断した上でシェアハウスを運用しましょう。

(関連コラム:投資物件における「出口戦略」とは?

お問い合わせ