No.186
新築や築浅のマンションは高く売れる?
新築のマンションを購入したものの、すぐに手放さなくてはいけないケースもあると思います。そう多くはないと思いますが、そのときにマンションは高く売れるのでしょうか?今回はその点を詳しく解説していきます。
1.新築至上主義
結論からいうと、新築マンションや築浅マンションは高く売りにくいです。というのも、日本では「新築至上主義」が根強く、中古より新築の方が遥かに価値のあるものであると思っている人が多いからです。
最近では「リノベーション」なども流行っているので、昔ほどは中古物件に対しての抵抗は少なくなったでしょう。しかし、未だに「新築は住んだ瞬間に10%価格が落ちる」と言われるほど、新築の価値は高いのです。
2.新築や築浅マンションを売るポイント
さて、そんな中で新築や築浅マンションを高く売るポイントは以下の点です。
・居住しない
・スピード勝負
・賃貸も検討
2-1居住しない
まずは、そのマンションに居住しないということです。なぜなら、マンションをはじめ、不動産は一度でもそこに住む、もしくは築3年を経過すると「新築」ではなくなるからです。逆にいうと、そのマンションに居住せずに、かつ築3年経過しないときに売れば「新築」として売れるということです。
そのため、たとえばマンションの引渡し前に売却することが決まっていれば、そのマンションに居住しないようにしましょう。新築表記と中古表記では売却価格が全然違ってきます。
せっかく買ったマンションなので、「記念だから・・・」などと短期間でも住んでしまうと、「中古」という表記になるので売却価格が10%異なることも珍しい話ではありません。
2-2スピード勝負
また、新築や築浅マンションを売却するときは、とにかくスピード勝負です。新築ならまだしも、築浅マンションは築年数によって全く印象は異なります。
たとえば、不動産ポータルサイトで中古マンションを検索すると、3年・5年・7年・10年・15年となっていることが多いです。10年を経過するまでは5年ごとではなく、もっと細かく設定できるということは、築浅の場合は1年の築年数が重要ということです。
この点からも、築浅の場合は3年と4年という1年の差でも集客が変わってくることが分かるので、とにかくスピードを重視して売却することが重要になります。
2-3賃貸も検討
売却金額がどうしても希望金額に到達しない場合は、賃貸マンションで運用することも検討しましょう。もちろん、賃料やローン返済額などにもよりますが、収入が支出を上回れば赤字になることはありません。一括査定をするときに、賃料の査定も一緒に依頼することをおすすめします。
3.まとめ
このように、新築や築浅マンションはそう簡単に高く売れません。しかし、「新築」という表記を意識する点と、スピーディに売ることを意識すれば、高く売れる可能性はあります。また、賃貸も視野に入れて検討すると、マンション運用の幅が広がるのでおすすめです。
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