No.15
所有者しかしらない物件の魅力
住まいに関することは、不動産業者に聞くのが一番!
なんて思っていませんか?
たしかに、不動産業者というのはあらゆる物件を見てきていますから、知識は豊富です。もちろん、法律に関することなど専門知識に関してはプロに任せるというのが一番ではあります。
でも、中古物件を買うとなったときには、所有者の知識の方が頼りになることもあります。
所有者だから知っている情報
所有者は、長年住んでいたことで、良い部分も悪い部分も知っているものです。家のことや住環境も含めすべてです。
わたしたちも、自分が住んでいる家のことなら不動産業者の人よりもよく知っている、と言えるのではないかと思います。
家自体のことで言えば、「リビングに備え付けた小さなクローゼットがあるおかげで、夜遅く返ってきても子どもを起こさないように気を付けながら寝室まで行かなくていいから便利」なんていうことは、実際に住んでみないと実感しにくいことですよね。
住環境に関しても、「普段の買い物は○○スーパーに行くけど、美味しい肉なら○○商店、美味しいパンならベーカリー○○!」というように、買い物の情報も詳しいでしょうし、「ここの町内会は役員の負担が少ないから楽」というような地域のコミュニティに関する情報なんかも知っています。
こういった情報を持っているのは不動産業者ではなく所有者です。
中古物件を購入する際のポイント
不動産を買おうとするとき、不動産業者の情報だけを頼りにするのではなく、所有者の意見も重視することで、より良い買い物ができることは言うまでもありません。
もちろん、不動産業者からの情報や意見も重要です。前述の通り専門知識に関してはプロの方が精通していますし、いろんな物件を見ているからこそ分かる意見というのもあるからです。
ですから、プロの意見と住んでいた人の意見を合わせたものを買主に余すことなく伝えるようにしてもらう、というのが一番なんですね。
家は、とても大きな買い物です。
買主にとっては何が良くて何が良くないのか分からなくなることもあるでしょう。
不動産のプロの意見、そして長年住んでいた所有者の意見を合わせて聞くことによって、最善の買い物ができるのではないでしょうか。