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【不動産コラム】土地を売る時には建物の「解体方法」は重要

No.138

土地を売る時には建物の「解体方法」は重要

土地を売却するときには、既存の建物を解体してから売却することも多いです。ただ、建物を「解体」するときには色々方法があります。解体の仕方によっては、土地の価値が変わることもあるので注意しましょう。今回は、そんな「建物の解体方法」について解説します。

1.更地と整地の違いを知る

土地を売却するときには、更地と整地という2つの種類があります。結論から言うと、更地よりも整地の方が土地の価値は高く、売却価格も高くなりやすいです。

更地と整地は、どちらも土地に建物がない状態のことをいいます。整地は、建物を解体したあと、残った資材などをきれいな状態にしている土地のことです。建物を解体するときには、コンクリート破片や木材の破片、ほかにもガラスなどが散らばっていることがあります。

整地の場合には、これらを全てきれいに撤去するので、土地の見栄えも良い状態です。また、土地の購入者も、整地であれば購入後に整備する必要がないため喜ばれます。

一方、更地の場合には、土地の整備は整地ほどされていません。たとえば、トンボや手作業で簡単に整備された状態であれば見栄えも悪くなりますし、土地購入後に整備が必要になるかもしれません。そのため、土地としての価値は整地の状態よりも落ちます。

2.解体業者選びに気を付けよう

結論から言うと、仲介を依頼する不動産会社と同じように、解体業者も複数社に見積もり依頼するべきです。たとえば、「整地」にするときでも、重機で土地を整備するだけか、整備した後に真砂利と呼ばれる質の良い砂利を敷くかによって、整地のグレードは変わります。

真砂利の方が見た目はキレイになるので土地の価値は上がりますが、解体費用が高くなるというデメリットもあります。

もちろん整地はせずに更地にするときにも、解体方法によって更地の見栄えは大きく変わります。そのため、整地にするときは「整地にするときのやり方」をヒアリングして、更地にするときは「撤去作業方法」をヒアリングしましょう。

この2点を重点的に比較検討することで、解体後の土地の見栄えのイメージがわきます。

3.まとめ

このように、一言で「解体」と言っても、色々な種類があります。特に、注文住宅を建築するような立地の土地は、なるべく整地状態で売却しましょう。ただ、解体費用との兼ね合いもあるので、解体業者を見比べて費用対効果の高い会社を選ぶことが大切です。

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