No.177
マンション購入時に知っておきたいキッチン選び
ファミリーの方がマンションを購入するときに知っておくべきことは、適切なキッチン選びです。キッチンは室内でも重要な場所であるので、キッチンを中心に設計してある間取りもあるほどです。今回は、神戸・明石エリアでもよく質問を受けるそんなキッチン選びのポイントを解説していきます。
1.キッチン選びが重要な理由
まず、そもそもキッチン選びが重要な理由を解説します。その理由は以下です。
・リビング・ダイニングと隣接している
・キッチンにいる時間は長い
キッチンはリビング・ダイニングと隣接しているので、家族とのコミュニケーションの場になります。そのため、キッチンの形状によって、コミュニケーションのしやすさに違いがあるのです。
また、ファミリーの方であれば料理をする機会も多いので、キッチンにいる時間は長いです。キッチンの使い勝手によって、料理のしやすさや料理にかかる時間が変わってくるというわけです。
2.キッチンの形状による特徴
キッチンは主に以下3タイプに分類されます。
・オープン型キッチン
・セミオープン型キッチン
・独立型キッチン
この3タイプはそれぞれ特徴があるので、自分のライフスタイルに合わせたキッチンを選びましょう。以下より、それぞれの特徴を解説します。
2-1オープン型キッチン
オープン型キッチンとは、リビング・ダイニングとの間に壁などが全くないキッチンです。そのため、以下のような特徴があります。
・リビング・ダイニングにいる家族とコミュニケーションが取りやすい
・キッチンも開放感がある
・油跳ねや水撥ねなどがリビング・ダイニングに届きやすい
・調理のにおいがリビング・ダイニングに届きやすい
・収納が少ない
オープン型キッチンは、最もコミュニケーションがとりやすいですが、調理中のにおいがリビング・ダイニングに届きやすいです。
2-2セミオープン型キッチン
セミオープン型キッチンとは、リビング・ダイニングとの間に、一部袖壁などがあるキッチンです。そのため、以下のような特徴があります。
・リビング・ダイニングにいる家族とコミュニケーションが比較的とりやすい
・収納が比較的多い
・においや油跳ねなどが比較的リビング・ダイニングに届きにくい
このセミオープン型は、前項のオープン型キッチンと、次項で解説する独立型キッチンの中間に位置するキッチンと思ってください。
2-3独立型キッチン
独立型キッチンとは、リビング・ダイニングとの間に壁があり、半個室のようになっているキッチンです。そのため、以下のような特徴があります。
・リビング・ダイニングにいる家族とコミュニケーションが取りにくい
・油跳ねや水撥ねなどがリビング・ダイニングに届かない
・調理のにおいがリビング・ダイニングに届きにくい
・収納が多い
独立型キッチンは、リビング・ダイニングとのコミュニケーションは取りにくいですが、その代わり収納が多かったり、調理中のにおいがリビング・ダイニングに届きにくかったりというメリットがあります。
このように、キッチンは形状ごとに特徴があります。どのキッチンが良いかは、その人によるので、どの特徴が最もメリットと感じるかを検討しましょう。また、壁付けのキッチンをリフォームで対面キッチンにすることもできますが、配管の位置によりレイアウトに制約があります。築年数や設備の古さなども踏まえ、キッチンについては選択すると良いでしょう。
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